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保険治療と自費治療の違い

保険治療と自費治療の違いは、一般的には材料の違いと説明されることが多いようです。ここでは2つの違いについて、わかりやすくご説明します。

保険治療と自費治療

ルールに則りながら、治療を提供する「保険治療」
保険治療は、国(厚生労働省)が決めたルールに則った検査・診断・治療を行います。第二次世界大戦後の厳しい社会情勢の中で、できるだけ少ない負担ですべての国民が医療を受けられるようにと始まった制度で、当時は素晴らしい制度であったことと思います。

しかし、戦後60年余を過ぎ、国民の治療に対するニーズや歯科医療技術も現在の実情にはそぐわない面が多くなってきています。たとえば、今となっては医学的にみても有害であることがわかっているにもかかわらず、日本人のお口の中にはいまだに世界でも類を見ないほど多くの「銀歯」(水銀を含んだアマルガムや金銀パラジウム合金)が入っています。

もちろん、銀歯など保険で認められている治療でも機能だけは回復することはできます。しかし金属アレルギーの問題が懸念されていることからもわかるように、最良の材料が用いられているわけではないのです。

最良の材料を使い、手間と時間をかける「自費治療」自費治療
たとえば白い歯を被せる場合、自費治療では色合いが良く耐久性に優れたセラミックを使用し、保険治療ではプラスチック主体の材料を使用すると説明されます。ですから、自費治療の値段=材料代(セラミックとかゴールドの金額)と思っている方は多いのではないでしょうか。

確かに材料は大切です。しかしそれ以外に用いられる技術・機器・材料や時間などの違い、たとえば、ていねいな治療が行える十分な治療時間の確保、より寸法変化の少ない高価な材料での型取りや模型製作、最高の被せ物を製作する技工所への依頼なども大切です。

こういったこだわりや細かい精密な作業の積み重ねの違いが、最終的に耐久性や精度に影響して値段の差となっているのです。つまり、材料だけ変えれば良い物ができるわけではありません。

当院では、自費治療とは、治療後も将来にわたってお口の健康を維持増進できる、医学的・科学的に根拠のある最良の材料を使用し、十分な時間と手間をかけて最良のていねいな治療をすることだと考えています。

10年後、20年後を見据えた質の高い治療をご提供します

保険治療と自費治療大切なことは、そのとき、またはとりあえず良くなればいいというのではなく、将来にわたって歯を守りたいという視点で、良く考えて選択することです。

ご自身の歯は何度も削って治療はできません。次に虫歯になるときは、今よりも状態が悪化しているため、削る面積が増え、数回繰り返すと抜歯となります。

ですから、できるだけ軽傷のうちに最良の材料できちんとした治療を受け(結果、長期間使用できる)、治療終了後はその良い状態が長く続くようていねいなブラッシングを行い、定期的にメインテナンスを受けていただくことが重要です。

当院における自費治療は、保険治療では得ることができない高い「質」を売りにしております。また保険治療を選択された場合でも、決められた条件の中で精一杯の治療を行いますので、ご安心ください。


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